闇う金ウシジマくん型非モテ

孤独な非モテ男性がいた。「醜形恐怖、視線恐怖でつらい」とよくこぼしていた。

彼には容姿コンプレックスがありそれを幼いころから女性に揶揄されてきたようだ。彼の劣等感はとても深かった。

大学進学したものの「大学デビュー」とはいかずキャンパスライフを楽しめない。女性には避けられ嫌悪される学生生活を送っていた。

また気弱な彼の内面を見抜かれていたようで露骨に女性は態度や言動に表していた。集団で時に嘲笑されることもあった。

月日は流れ彼がついた仕事は借金の取り立て屋だった。その動機を聞くと「女を思いきり責めることが出来るからなんです」と語っていた。

几帳面で実直で真面目な彼の人柄を知っていたので意外だった。学歴もあるし、てっきり公務員にでもなるんじゃないかと俺は思っていた。

借金を背負ってにっちもさっちも行かなくなる若い女性の特徴は彼を学生時代に嫌っていた女性の特徴と重なるところが多かった。

派手で浪費家で男を舐めた女。女の武器(性)を使って生きる女。

彼は別人とも思えるようなコワモテな風貌になっていた。それは間違いなく男の武器であり、そして手加減のない取り立てで女に復讐をしているように見えた。泣きじゃくる女に容赦なく罵声を浴びせていた。

そこまで思い詰めていたのかと俺は驚いたが彼の復讐心は想像を超えていた。女に復讐することを彼は生業として選んだ。

彼と出会ったのは20年くらい前。

闇金ウシジマくんを観てたら彼のことを思い出してしまった。