男の性欲痛 女の生理痛


まだリア充だった頃の田代まさしがダウンタウンの番組で妻との馴れ初めを語っていた。
「妻とはね、ダンスホールで出会ったんですよ」
「おしゃれでんな~」
と羨望されていたけども今はその見る影もない転落ぶりだ。そのきっかけは性犯罪。長い間積み上げてきたキャリアを捨ててまで「アレ」が見たいという情熱で散っていった。
男の性欲は凄まじい。女にも当然、性欲はあるとは思うけどそこまでの情熱は女からは感じない。
この季節になると頻繁に男の性犯罪のニュースを見かける。消防士が、教師が、と長年積み上げてきた社会的地位を捨ててまで一瞬の快楽に走ってしまうのが男の哀しい性質だ。
これを俺は「性欲痛」と呼んでいる。
痛み・・・いや激痛と言えるほど男の性欲は時としてつらくて耐え難いものだ。芥川賞作家の西村賢太氏が「好きで風俗行ってるんじゃないです。仕方なくなんです」と言ってたがまさにこれで性欲痛から逃れるために男は大枚を払って風俗に行く。快感を求めるって側面もあるがほったらかしにしていると辛くて痛くてたまらないからその苦痛から逃れたいって感覚もある。
そしてこの男の性欲痛への理解が社会には全くないのも追い打ちをかける。
女からは当然だが、なぜか同性である男からも性欲痛は嘲笑される。
男の性欲痛は女の生理痛に相当するものだと俺は思っている。精子の鮮度を一定に保つために定期的に射精を「痛み」によって促して排出させる。生理と同じ排出だ。
この男の性欲痛を軽く見積もられていて、そこから多くの悲劇が起こる。
生理痛にはPMS(月経前症候群)なんて英語のかっこいい名前までつけられているが性欲痛にはそれがない。
PMZ【射精前症候群】
こんな名称がつけられてもいいくらいだ。性欲痛が原因だと思われる犯罪は非常に多い。性犯罪を筆頭に暴力犯罪など性欲が原因の犯罪は多い。若い男性に犯罪者数が多いのはまさに満たされない「性欲」が根底にあるだろう。
性欲が発散できないとイライラ、憂鬱などPMSに似たような精神症状が出る。
まさに
PMZ【射精前症候群】
と呼んでいいんじゃないだろうか?しかしあまりにも社会はこのPMZに対する理解がない。
とあるサラリーマンの話であるが、仕事場に巨乳の派遣社員がいてそれが視界に入り毎日が地獄だと嘆いでいた。男であればその苦痛は想像つくと思う。
巨乳が目の前にいると「天国」でなく「地獄」になる。
腹ペコの状態で目の前にご馳走を置かれて「食うなよ、食ったら懲役だからな。絶対食うなよ、食うなよ」というプレイを一生させられている状態。巨乳おあずけプレイ。
それが定年までずっと続く。まさに生き地獄。
そのサラリーマンはどうしても本能的チラ見をしてしまうようで、そしてまた巨乳にそのチラ見を敏感に察知されていて激しく嫌悪される毎日らしい。当然他の派遣にもその情報は伝わってるだろうから四面楚歌だ。
そんな欲望に歯止めが効かず犯罪を犯してしまう層が一定数いる。生理痛が原因の犯罪など少ない思うが(刑法犯の数が男が圧倒的に多いから)PMZ【射精前症候群】は人生をも狂わす深刻な症状であると思う。
多くの男が悩み苦しんでいるが同情票が全く入らないのもこの症状の特徴だと思う。PMSには一定の理解があるけども(俺ですら名称は知ってた)男の性欲のつらさには誰も同情することなくそれは甘えであり贅沢であり猿だという認識しかない。
そのせいで人生を棒にふる男や女が続出していてもなぜか誰も気にも止めようとはしない。
「可哀相だよね。男の人だからね。仕方ないよね。私で良かったら。でも私みたいなブスでも大丈夫かな?汗」
・・んな理解はない。
精子脳しね、ヤリ目失せろ、風俗行け、キモイ、そんなありとあらゆる罵倒を浴びられて終わりだ。生理痛を批判する男はサイテーであるが男の性欲を批判するのはOKってのがこの世の常だ。
女には男の性欲への理解など全くないし、しようともしない。
PMZ【射精前症候群】なんて社会的な概念も永久に確立しないだろう。
お互いに体の構造が違うわけだから男女が理解し合えないのはある意味仕方がないようにも思えるが生理に関しては男は一定の知識や理解を示しているのに対して男の性欲痛への理解が女になさすぎるのは不思議でならない。
多くの男がその苦痛にもがきながら生きているわけだが、その声を発することも許されない空気だ。
PMZってのは適当に考えた名称なんだけどPMXでもPMDEXでもPCMAXなんでもいいので男の性欲痛が可視化され社会が向き合ってくれるような日が来ることを切に願う。それが男だけでなく女にも生きやすい社会にも繋がるだろうから。