実力とは

死因は当初「低体温症」と報道されてたけど滑落による強打が最終的な要因みたいだ。しかしこれだと話が変わってくるような気もする。その場で動けなくなり低体温症で亡くなる、というのと運悪く滑落して死亡。滑落による死であれば実力のある登山家でも遭遇することで(つまり不運な要素が多分に含まれる)、また栗城氏の「実力の所在」というものが曖昧になってしまう。うーん。

イモトアヤコがテレビ局をバックにつけて登山したのが批判されてたけど、それと同じような物で叩かれる背景には潤沢な資金力への妬み嫉みがあると思う。風船おじさんが似たような例としてあげられるが、そこにあまり叩きがないのは風船おじさんに金の匂いがないからだろう(借金を背負ってて逃避行という説もあり)

人間はどうしようもなく醜くて黒い部分があると思うけどそれを隠そうとしてるがチラチラと見えてしまう。そんな人間は嫌いではない。

なぜかよくわかないけど自称冒険家にはそういう人物が多くてたまらんのだ。

ナルシズム(自己陶酔)と嫉妬がミックスされ煮込まれたような人物。

よく俺が将棋の話を持ち出すけど、将棋の世界は実力がはっきりとわかるし運も全く介在しないので強者と弱者、その人物の実力がはっきりとわかる。とても単純明快な世界。中身のないナルシスト、狡猾で要領のいい人間、そんな人間が無双できる世界はたくさんあるけど将棋だと実力が必須になる。

そこが魅力されるところ。

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蒼天の白き神の座 GREAT PEAK」というプレイステーションから出てるゲームがあるがこれが面白い。今でも十分遊べる神ゲー。OPもかっこいい。

クソ貧乏な頃に激安で叩き売られてたゲームをよく買ってたんだけど、そこにはたまに掘り出し物があった。とにかく金がないので昔は安さだけでゲームは選んでた。マニアックなゲームなので当初はあまり人気がなかったのかもしれない。

・・しかしこのゲームの現在の価格はプレミアがついてなんと29,500円。Amazonレビューを見ても絶賛する内容が並んでる。

簡単に言えば登山ゲームなんだけど、専門的で画期的な内容だった。まるで山を登ってるような錯覚に陥る魔力があった。とてもシビアで硬派なシミュレーションゲーム。

根強いファンがいてプレミアもつき続編が出てもおかしくなかったと思うけどなぜか続編はなし。

こういうシミュレーションゲームって今出しても売れると思うんだけどな。

「登山」という極限の状況をモチーフにした映画やゲームは面白い。

当事者の人らの暑苦しいナルシズムも別の意味でまた面白い。